安部第一医院からのお知らせ&医療関連ニュース
アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)または軽度の認知症の新薬「レカネマブ(レケンビR)」について
2024-09-17
※当院は「レカネマブ(レケンビR)」治療におけるフォローアップ施設です
アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)または軽度の認知症の治療薬で、新しい作用機序を持つ「レカネマブ(レケンビR)」が2023年12月20日に発売となりました。当薬剤は厚生労働省が定めた最適使用推進ガイドラインの要件を満たす初回導入施設で治療を開始することができます。
当院ではフォローアップ施設として、近隣住民の皆さまの最初の受診窓口として主に認知機能検査などをさせていただき、「レカネマブ(レケンビR)」の治療が有効と考えられる患者様を初回導入施設に紹介させていただきます。また、紹介先で実際に「レカネマブ(レケンビR)」治療が開始された後、6ヶ月以降は当院での投与継続が可能となります。
ご自身やご家族が、最近もの忘れが多くなった、認知症かどうか心配、予防や治療について知りたいなど、少しでも気になることがございましたら、お気軽に受診ください。
「レカネマブ(レケンビR)」治療のためには主に以下の検査が必要になります
・認知機能検査で軽度認知障害(MCI)または軽度の認知症であることを確認する
・アミロイドPET検査または脳脊髄液検査で脳内のアミロイドβの蓄積を確認する
・MRI検査を投与前と、投与中も定期的に行い、副作用が起きていないか確認する
「レカネマブ(レケンビR)」の投与方法
2週間に1回通院し、約1時間かけて点滴投与します